外資系企業の簡単にクビになる制度を日本でも解禁したら過労死はなくなる

こんにちは、taikiです。
電通の過労死事件は、本当に胸が痛く気の毒です。
この過労死事件をきっかけに私も思うところがあり、自分の考えをまとめようと思います。

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由緒正しき日本の大企業は偏差値教育の延長戦!?

私はファンド・コンサル時代の仕事を通じて、官僚組織や由緒正しき日本の伝統的な大企業、由緒正しき日本の大手銀行等の方々と一緒に仕事をさせて頂き、多くの方々を見てきました。特にその組織でエースと呼ばれる人達や出世競争で生き残っている人達を見ていると、偏差値教育で行われていた競争の続きをやっているようにしか見えませんでした

霞が関の官僚であれば、”入社年次”や”誰と誰が同期だった”とか”あいつは同期だからやりにくい”とか40過ぎても言っています。
同期入社が担当した政策と予算額、誰と誰が懇意だといった人間関係を定期的にモニタリングして、出世競争に残っている同期や年次の近い先輩・後輩の出世パトロールをしつつ、相対的な比較感の中で自分のポジションの確認作業を定期的に行っています。

大手の銀行マンであれば、入社後に配属された支店にて、違う支店の同期組や同じ支店の先輩と競う事から始まり、「栄転」の回数を競い、同期で誰が最初に出世したとかしないとか、「あいつは何年入社で同期で、、、」みたいな事を40過ぎても言っています。

偏差値エリートとしての自負と自分の出世状況が比較的順調だと偏差値教育的な価値観からブレずに一直線に生きています。
これを外部から見ていると、彼ら(≒由緒正しき日本の大企業の経営陣)の価値観はとてもシンプルで下記のように見えます。

「組織で出世した人 > 組織で出世できなかった人 >>> 辞めた人」

辞めて成功した人という枠もあるのですが、この価値観がベースにあると辞めた人枠なのでしょうね。
組織の中で出世するという評価指標に縛られているなぁと感じます。

「強制退場(≒解雇)」ルールがあるとちょっと違う

コンサルティングファームや投資銀行といったプロフェッショナルファームと呼ばれる組織や大手の外資系企業でも偏差値教育の延長戦が行われます。
入社時は日本の由緒正しき大企業と一緒で、偏差値エリートが入社して戦いの続きを行ないます。
もちろんみんな負けたくないから必死に、真面目に頑張ります。
しかし、由緒正しき日本の大企業との決定的な違い「強制退場(≒解雇・戦力外通告)ルール」があります。
プロフェッショナルファームや外資系企業においては、新卒であろうと解雇・戦力外通告に対する覚悟を持って入社しています。
もちろん戦力外通告されたらその瞬間は本人はショックですが、意外と受け入れます。
戦力外通告を受けた方々は、転職先で十分活躍していますし、そんな話も先輩達から聞かされるでしょう。
解雇・戦力外通告をある程度受け入れるベースがあると、多様な価値観に触れやすく、特定の組織に拘りません。

解雇制度はもっとポジティブに受けてめても良いのでは??

今回の事件を聞いて思ったのは、電通にも解雇という選択肢があれば今回の結末も変わったのではないかという点です。
おそらく電通のような由緒正しき日本の大企業では、強制解雇や戦力外通告は無い(もしくは現実的に出来ない)でしょう。
また、トップの経営層に「退職≒敗者」のイメージが強く、新卒で入社した若者も同様なイメージを最初は持つことになるでしょう。
「この人は無理だろうなぁ」と上司が思ったら、仕事の負荷を軽くして、積極的に「他の選択肢がある」「辞めて活躍した人もたくさんいる」というアラームを出したほうが企業も退職する側も幸せになりませんかね。
3−4年の社会人経験を積んでいけば、偏差値教育延長戦の結果もなんとなくわかって来るし、いろんな価値観にも触れる機会はあるでしょう。
しかし、由緒正しき日本の大企業に入社したばかりの1年目の若手には、偏差値教育的な「退職≒敗者」的な価値観しかありません。
そんな若者に下記の様な条件が揃ってしまうと、目も当てられません。

  • とても真面目で頑張り屋の偏差値エリート
  • 辞めた人は敗北者という価値観
  • 激務で睡眠時間を削られ、正常な判断能力を奪われた状態
  • 自分が敗者と認めたくないこれまで競争に勝ってきたというプライド
  • 電通に関して言えば中途入社組も多くいるのですから、多様な価値観を持った大人達から若者に声を掛けて助ける事は出来なかったのでしょうか。
    「逃げても良いんだよ」的なアドバイスをしてあげれたら結果は違っていたりしませんかね。

    解雇・戦力外通告といった見えない力があると嫌でも、「この組織だけが人生じゃない」という価値観を早い段階で持つことになります。
    こんな事を考えると日本企業では難しく物凄くネガティブなイメージのある解雇・戦力外通告も前向きに捉えることはできませんかね

    1%の選ばれし者の中で1%(=0.01%)を目指すよりも、単純にもっと活躍出来る場が必ずある

    由緒正しき日本の大企業で出世するのは、入社の為の競争を勝ち残った1%程度の勝ち組の中で、更に1%に残る(=0.01%)みたいなもんじゃないでしょうか。
    とは言え、勝てなかった残りの人が無能なわけは当然ありません。

    偏差値エリートと呼ばれる方々には、誰が決めたかわからない「大企業≒勝ち、中小企業≒負け」や「大企業の役員≒勝ち、関連会社に出向≒負け」みたいな価値観を鵜呑みにせずに、自分なりの価値観をもってほしいです。
    20代の早い段階で自分の幸せの定義を行なって、自分なりの価値観の中で生きていけば、誰が決めたかわからない価値観に苦しむことはなくなると思います。

    高学歴の偏差値エリート諸君。
    誰が決めたかわからない価値観を盲信して、挫折しても死なないでください!
    絶対に死ぬな!

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