表現1つで命取り。電通鬼十則も鬼十則に殺された

こんにちは、taikiです。
電通の有名な鬼十則ですが、過労死事件をきっかけに手帳からの削除を検討しているようです。
有名な鬼十則と附則の項目について考えてみましょう。

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そんなに無茶な事は言っていない?

  • 1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
  • ◯ 極論すると与えられる人は社畜的指示待ちの人です。自ら創ったほうが楽しいですよ。

  • 2.仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
  • ◯ 1と同じですね。自分で創り出して、設計して、試行錯誤しながら前に進めていくものだと思います。

  • 3.大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
  • △ 電通という会社の思想的には◯なんでしょうが、フリーランスとして生きる分には、競争の少ないニッチで小さい仕事をするのも全然ありだと思う。そもそも大きな仕事、小さな仕事の定義ってなんですかね?仮に金額だとしたら、それは、考え方じゃないかな。

  • 4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
  • ◯ これは半分ぐらい同意。難しい仕事もそうなんだけど、人によって難しい仕事は異なるので、新しいことにチャレンジしろという事かな。

  • 5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
  • ☓ 「殺されても」これ。表現がキツイですよね。これは抵抗がある人はいるでしょう。
    あと、私なんかは結構すぐに放したくなります。ある程度自分の出番が終わったら、他の人に譲って次の新しいことやりたいじゃん。
    残存者利益を取るまでやり続けろ的に聞こえなくもないんですよね。どうでしょうか?

  • 6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
  • ◯ 表現の問題はあれば引きずられる≒社畜ということなんでしょう。確かに優秀な人が新卒で大企業に入って、社畜になりつまらない人間になるというのはよくあること。納得。

  • 7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
  • ◯ これはホントそう。計画的に過ごす。あたらなくても良いから計画を立てる。無策よりは全然よい。

  • 8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
  • ◯ 自信を持つのはその通り。まったくおんなじ事を言うにしても自信がある人と無さそうな人だったら、自信がありそうな人の方が人を動かす力は強い。それだけで価値がある。

  • 9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
  • ◯ そのとおりだ。大きなプロジェクトは言うまでもなく、2人のしごとであってもそう。ちょっとしたことで信頼は崩れるしね。

  • 10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
  • ◯ 摩擦のない発言なり意見というのは、毒にも薬にもならない空気みたいなもの。ホントそう。

◯ 8個、△ 1個、☓ 1個。
総合的に見るとそんな変なことは言っていなくて、むしろプロフェッショナルとして働く上では基本。
△と☓もあるが、時代と表現の問題であって、伝えたかった意図は理解していますよね??
批判されるとしたら「殺されても」という表現であって、過労死という形で不幸にも仕事に殺されて締まったから叩かれているだけですね。

実は11個目があった?

鬼十則で有名な電通4代目社長 吉田秀雄さんは、こうも語っています。
これを読むと「殺されても」という表現が、本心でないことがよくわかります。
死んでもよい訳ありません。
11

結論:鬼十則も鬼十則に殺された

電通というかつてはプロフェッショナルな集団であったのでしょう。
しかし、企業としても大きくなり、コンプラとか管理体制を気にする大企業っぽくなって来たのでしょう。
今回は、プロフェッショナルとしての負の部分が過労死として起きてしまい、それを踏まえて「鬼十則を削除する」といった官僚のような保守的な負の部分が出ました。
「鬼十則が鬼十則に殺された」とか「大企業病に対するプロフェッショナリズの敗北」と捉えて皮肉でも言うと良いのでしょうか。

電通がどう取り扱うのかわかりませんが、「殺されても」の部分を変更して鬼十則は残してほしいなぁと思います。
鬼十則は内容的には仕事の本質をついている気がしますし、死んでも良いなんて誰も思っていないのは言うまでもありません。
このピンチを生まれ変わるチャンスと捉えて、新・鬼十一則にして近代化してみてはどうでしょうか。

以上、「表現1つで命取り。電通鬼十則も鬼十則に殺された」でした。

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