「戦略」「MECE」「PPM」「M&A」「事業投資」といったワードに惹かれる”優秀な学生”が総合商社に行くとギャップに苦しむよ

最近は、まじめに働いているので更新頻度が落ちてきました。
専業ブロガーになれるほど面白い文章をかけるわけでもないので、細々と続けていきます。

最近、就活学生の間で総合商社(三井物産、三菱商事、住友商事、伊藤忠商事、丸紅あたり?)が注目されているとか。
確かにコンサル業界の人材採用において、内定者を見ていると最後に総合商社との天秤にかける人が多いような気がします。
そこで総合商社を希望する人達に、私なりの商社マン感をお伝えできればと。

新興国で1人で頑張るバイタリティーが君にはあるか!?

私は、あるクライアントの海外進出プロジェクトで、アジアの新興国に関するリサーチ、現地のユーザー・業者インタビューを行いました。
こういう縁もゆかりも無い国で何かをやろうとするとまずは、現地の詳しい人に会っていろいろと情報収集することになります。
そこで登場するのが、商社マンです。
何かと勝手の分からない異国の地(特に新興国)で会う日本人は、地獄で仏に会う的な感覚がありますね。
ナメック星でベジータに会うような感覚でしょうか。ちょっと違うか。
民族的な慣習や現地の役人と”お土産”(≒賄賂)の実態と言ったネットには載っていない情報をもらえます。
もちろん日本大使館とかJETROといった組織もあるのですが、ビジネス目的で行くなら前者の人達よりも商社マンの方が断然情報を持っています。

そんな商社マンも、最初から人脈も情報もあるはずもなく独自で開拓する必要があります。
基本的には現地の人に会って、話をして、食事をして、関係性を構築して、「こいつ可愛げがあって信頼できそうな奴だな」と相手に思われるようになって漸く情報がもらえたり、ビジネスの話が出来るようになります。

ビジネスになりそうなネタをチラつかせつつ、飲み会三昧の日々を過ごし、ネットワークを構築していくわけです。
そんな暮らしを1年ぐらい続けていくと、思い描いていたビジネスが少しずつ動かせるようになってきます。

まぁ、泥臭く、スマート感とスピード感も無く、ネットビジネスとは対極にあります。
最先端のスキルなんてモノは身につきませんね。
私はこの商社マンに現地であって初めて商社のビジネスが何なのかを理解しました。
正直、私が学生の頃にはまったく想像できなかった世界です。

本気で総合商社に行きたいなら、バイタリティとコミュニケーションを鍛えておけ

優秀な意識高い系の学生は、自分はそれなりに頭も良いし、イケてるとお考えでしょう。
しかし、頭の良さとか事業戦略とか財務知識とかそういうもの以前に、ビジネスの基本である人と関係を構築して取引をするという本質的な部分とバイタリティが総合商社のビジネスには求められます。

最近の総合商社の仕事だと事業投資をイメージする人も多いのでしょう。
これもある意味そうなのでしょうが、結局は買収した会社を通じて上述したようなことを行うのであって、本質的に求められていることはきっとかわらないですよね。

なんだかよくわからない混沌とした世界でビジネスを作る覚悟があると言うのであれば総合商社は面白いかもしれません。
逆に、「経営戦略」「財務戦略」「MECE」「PPM」「M&A」「投資」「ファンド」といったワードに惹かれる”優秀な学生w”が総合商社に行くとギャップに苦しむと思います。

典型的なガリ勉タイプのこのブログを読んでいるような意識高い系の学生はやめておけw

それでも行きたいなら、海外駐在員にOB訪問してみよう

総合商社に行く覚悟がある人は、ぜひ、OB訪問をしてみましょう。
出来れば、海外駐在員に現地に会いに行くのがよいでしょう。
ここで「現地に行く金がない」「現地に行く時間がない」「海外駐在員に知り合いなんていない」という理由が思いついた方もいらっしゃると思います。
その方は、まず総合商社に向いていませんねw
必死になって時間と金とコネを知恵を絞ってなんとかしてこそ商社マンです!!

注:
いろいろ言いましたが、私は総合商社で働いていた経験はありません。
あくまで、仕事を通じて見てきた総合商社像です。中の人からは違うとか意見が出そうですが、あくまで外部の人からこう見えたということですのであしからず。
逆に学生は、ここに書いてある内容を実際に自分で裏をとってみましょう。

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