室町時代もデフレだった!「経済で読み解く織田信長」を読んだ

こんにちは、taikiです。
私の好きな上念司さんの経済で読み解くXXXシリーズの最新作「経済で読み解く織田信長」が発売されました。
早速、購入して読みました。シリーズ3作品目という事もあり、「ああ、、、またデフレ、、、、」的なお決まりパターンが見えてきましたね。

経済で読み解く織田信長 「貨幣量」の変化から宗教と戦争の関係を考察する

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読んで思ったこと

室町時代でも国際金融のトリレンマは発動した

現代も戦前も江戸時代も通貨不足になるとデフレになって、景気が悪くなります。室町時代も同様でした。いつの時代でも「固定相場制」「金融政策の自由」「資本取引規制」の3つの内、2つ取ると1つは取れなくなるというトリレンマは経済の法則で逆らえません。上念さんの本を複数読むと段々と分かってきます。いつの時代もおかしくなる時はデフレになり不景気になり、好景気だととりあえず戦争はおきないようです。デフレになると変な思想が入り込むので景気を良くするということは人類の平和の為にも必要です。室町時代が冴えない(足利義満時代除く)のもデフレが犯人でした。

寺院の話は正直、辛い

寺院が今で言う「金融」「不動産」「商社」の機能をもった最強の既得権益であることはわかったのですが、流派争いとか寺院同士の小競り合いに関しては、正直、馴染みがないので読んでいて辛い。上念さんの筆力をもってしてもキツイ。これもクラシックの交響曲で考えると第1楽章でつかんで、第2楽章から第3楽章で眠くなり、第4楽章で目覚めるといった流れと思えば楽しめる。のか。

織田信長は創業経営者に例える

後半でついに信長登場です。本の中で上念さんが信長を創業経営者に例えていますが、この例えはしっくりきました。自由に自分の仮説を試し、人事に悩み、たまに失敗する姿は創業経営者というのが非常にわかりやすいかったです。それを社内の出世競争を勝ち抜いた豊臣秀吉と徳川家康が2代目、3代目として経営を継承する姿はホント企業のようです。日本の創業者は織田信長だったわけです。

信長登場まで我慢して読むと面白い

室町時代という馴染みが少ない時代であり、正直、読んでいて興味を持ちきれない部分もありましたが、信長の登場で本の雰囲気がガラッと変わる展開はクラシックの交響曲のようで面白いです。信長が出てくるまで我慢して読みましょう。江戸時代と大東亜戦争を読んでいない人はそちらもあわせてどうぞ。


追伸:
応仁の乱が売れているようです。こちらも読んでみようと思います。

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